西武のドラフト1位左腕・雄星投手(18)が、スポニチ本紙のインタビューに応じた。岩手・花巻東時代には最速155キロを計測したが、ここまでのキャンプはそのフォームに改良を加えるなど試行錯誤の日々が続く。首脳陣からは調整遅れを指摘されたこともあったが、雄星にはプロで活躍するための信念があった。宮崎・南郷キャンプで第4クールまでを終えたルーキーに現在の心境を聞いた。
――ここまでのキャンプを振り返ると?
「1つずつ課題をクリアしてきていると思います。波というか、調子を崩したこともありましたけど、結果的にいいところまでたどりつけた。すべてが良くなるための試練だと考えていますね」
――予想通りのキャンプになっている?
「予想通りですかね。フォームも悩むなあと感じていましたし。普通に結果が出るとは思っていなかった。プロの世界は甘いものじゃないと思っていたので。そういう面では覚悟はしていました」
――連日のようにフォームに改良を加えている。なぜ高校時代のフォームを変えようと考えたのか?
「高校時代は大体あそこにいけばいいという考えだったんですよ。プロって、ピンポイントに投げることが大事になってくると思うので、大体あそこではなく、ここっていうフォームにしたいんですよね。そう考えたらもう少し時間かかっても、しっかりとしたフォームに固めた方がいいかなと。もし高校時代のままのフォームで投げていたら、ある程度のコントロールはできると思います。でも、もっともっと何十年もやるんだから、目先のことを考えずに時間かけても、そういうフォームをつくって、1、2年たってからでも活躍できればいいなと思って。高校野球は連戦で代わりはいない。すぐ結果が求められるので、フォームを変えることはなかなかできない。でもプロでは自分よりもいい投手がたくさんいるので、もっと時間をかけてもいいのかなと」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100223-00000000-spn-base
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/02/23/01.html
先日、古田さんが雄星の投球フォームを分析していましたが、
古田さんによると、彼のフォームは速球派のそれではなく、
制球の良い投手のフォームに近いということでした。
古田さんが正しいとすると、球速はそれほど落ちないのではないでしょうか。
いずれにしても、雄星の考え方は本当にしっかりしている。
とにかく今から楽しみな選手です。
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