元俳優押尾学容疑者(31)の麻薬取締法違反事件で、死亡した田中香織さん(30)以外にも、同容疑者が合成麻薬MDMAを渡した人が複数おり、中には体に異変が生じた女性もいたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は押尾容疑者がMDMAを常習した疑いがある上、危険性を十分に認識していたとみて、田中さん死亡の経緯を解明する。
押尾容疑者は7月31日、東京都港区の六本木ヒルズのマンション一室で、ネット販売業泉田勇介容疑者(31)からMDMAを譲り受け、8月2日、同室で田中さんに渡したとして逮捕された。調べに対し、押尾容疑者は「MDMAは田中さんからもらった」と説明。泉田容疑者は「これまでに渡したことはない」との趣旨の供述をしているという。
ところが、捜査関係者によると、携帯電話には、7月31日に譲渡したことを示すとみられるメールがあったほか、マンションの防犯カメラに両容疑者が入っていく姿が記録されていた。さらに、関係者の事情聴取を進めた結果、複数の人が押尾容疑者からMDMAをもらった疑いがあることが浮上。中にはMDMAを飲んだ後、体に異変が生じた女性がおり、同容疑者もこの事実を知っていたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091208-00000178-jij-soci
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