演歌歌手の小林幸子が30日、東京・渋谷のNHKホールで大みそか恒例『第60回NHK紅白歌合戦』(後7:15~)のリハーサルを行い、過去最大となる豪華衣装“メガ幸子”を初披露した。高さ8.5メートル、横幅8メートル、奥行き5.4メートル、総重量3トンという破格のスケールで、自身の顔を実際にスキャンして普段のステージメイクまで施す徹底ぶり。「(視聴者に)笑顔になってもらいたかった」という小林、まずは報道陣の大爆笑をかっさらった。
衣装に使った生地は全体で30平方メートルにも及び、制作関係者は「トータルで家が一軒建ちますね」と苦笑い。歌唱曲「万葉恋歌 あぁ、君待つと」にちなみ、デザイナーが万葉の時代の女性が着ていた着物を調べて当時のものを踏襲して新たに万葉の貴婦人のイメージでデザイン。プランの提案が半年前にあり、今月27日に完成後動作リハーサルを行い、29日に分解した状態で11トントラック2台で運搬し、会場入りした。
カーテンが開きながら小林が浮上し、実は小林自身が“メガ幸子”の手のひらに乗っているという演出を見た司会の中居正広は「ぶざけてるでしょ? いい歌を歌うのに笑わせようとしてる」と爆笑。小林は「さっき中居君なんて言ってた?」と反応が気になる様子で、中居の様子を報道陣から知らされると「それはあります。さっき女性審査員の方も手を叩いて笑っていたから、やったな!って思った。当日会場に5000人入ったらどうなるのか」と期待を寄せた。
顔の3Dスキャンを取り、元の素材となった発泡スチロールを切り出して何度もコーティング。小林の担当メイクが逐一指示を出しながらプロの手によって“メガ幸子”にメイクが施されていったといい、小林は「もっと濃くしましょうってなって、つけまつげなんてこんな大きさ!」とジェスチャーでその迫力を表現。自身に「似てると思いますよ。化粧の仕方も、アイラインの先がしっぽのような形で」と総勢500~600名が制作を手がけた、自身の14~15倍になるという分身の仕上がりにご満悦だった。
さらに自ら着る、裏表に和刺繍が施された着物の衣装も方袖だけで2キロの重量があるといい、本番後は2010年3月の東京・明治座公演で再びお披露目される。また報道陣からさっそく来年の衣装の構想を問われると「もう今はコレに集中するのみ」とし、以前衣装対決が注目された美川憲一を引き合いにだして「憲ちゃんはやらなくなりましたから、毎年自分の去年の衣装との戦い」と気を引き締めていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000002-oric-ent
http://www.oricon.co.jp/news/movie/72100/full/
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/music/111350/
小林幸子さんの紅白衣装と言えば、1991年の空中に浮かび上がった時のものが強く印象に残っています。
「あれだけ大爆笑したことはしばらくなかったな」というほど、家族みんなで笑った記憶が鮮明に残っています。
そう言えば、その後あれほど笑ったことは無かったような気がします。
今年も期待できそうです。
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